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【2019】コーダーという立場の話【デザイナーなのかエンジニアなのか】

コーダーという職についている方はご自身の肩書きに悩まれていることはありませんか?

果たして自分はデザイナーなのかエンジニアなのか。
フロントエンドエンジニアというにはプログラミングスキルに自信がなく、デザイナーというにはデザイン力に自信がない。

コーダーはHTMLCSSをメインに扱うため、HTMLは簡単なマークアップ言語であることからも世間の評価は決して高くはありません。
収入面も決して良くはないでしょう。

今回はそんな「コーダー」という職業についてです。

コーダーって何?

一言で言ってしまえばHTMLやCSSを用いてデザイン通りにwebサイトをマークアップする仕事です。
デザイン通りにコーディングする技術や、SEO的に見てセマンティックなHTML、メンテナブルな記述、最近はSEOの知見やJavaScriptの理解が求められています。

コーダーは何気に苦労の多い職業であるものの、ステップアップの途中として見られることも多いため誰かがなにかと兼任していることが多いのも実情です。
そして明確に「コーダー」のみを募集している企業は多くありません。

もともとはHTML/CSSをメインに扱い、そのマークアップをしていく役割を担っていますが、最近は求められている水準も上昇しています。
しかしコーダー専任では収入は低く、世間的にも評価されている職業ではありません。現実的には「ついで」で出来てしまう職業とも言えるからでしょう。

デザインの素養が求められる

コーダーはブラウザ上に映るもののデザイナーと言ってもいいでしょう。

カンプ通りにHTMLCSSのマークアップを行うのがメインの仕事ですが、ここがなかなか難しくデザイナーの方が1px単位でこだわったデザインも汲み取ることが難しく、結構ズレが発生した状態で制作を進めてしまうことが多々あります。

この手の問題に気づくにはデザインの素養が必要で、何がダメか、ここは少しゆとりがあるのか、等がわからないのです。
ズレていると怒られたり出し戻しが発生したりしますが、正直どこがズレているかわからない、ということも多々あります。

しかし経験を積んでいくとだんだんと見えてくるものがあります。
見えなかった中心が見えてきたり、ズレに気づけたりしてきます!

極めがいが薄いと思われがち

先述の通りコーダーはフロントエンドエンジニアが兼任していたり、デザイナーの方がWebデザイナーの肩書であれば自身で作業されることも多いです。
しかしエンジニアとしてみると通過点に過ぎず、デザイナーとしてはプログラミング技術が難しい。
さらにコーダーはデザイナーではないので制作したズレ等に疎いです。

HTML自体が簡単ということもあり、エンジニア志望の方はこのフェイズを極めていこうという方は多くありません。
ここを極めても年収低いし…みたいな感じです。

意外と覚えることが多い

HTML/CSSはもちろんのこと、カンプデータを見たり場合によっては調整するためadobeソフトの知見が必要。
さらに最近ではSEOやJavaScript、WordPress等を扱うためのサーバーの知識やphp等々。

よもやこれができればイイというものではなく、広い知見が求められ始めています。

しかし狭く深くという人材が求められがちなこの業界において浅く広く覚えていくスタイルの仕事なのが時代のミスマッチ感を感じますね…

コーダーの地位をあげていくには

解決策は人それぞれなのかもしれませんが、デザイナーとエンジニアの狭間にいるのでお互いに寄り添った仕事を丁寧にしていくことに尽きるかなと感じています。

デザイナーの意図をしっかり汲み取ったコーディング、エンジニアからみてわかりやすいコーディング。

決して続けていくうちにデザインやプログラミングの深い部分での技術力が高くなる職業ではありませんが、先述の通り丁寧さというものが強く求められる職業かなと感じます。

ただ続けていくだけでは勝手に新しいことを覚えていくような状況が発生しづらいので、それ以上の技術力を求めていくには自分で勉強が必要です。

独自の自分の価値を自分で紡ぎ出していく、どの職業にも言える部分ですが、多くの人が「ついで」でやれてしまうものだからこそ自分なりの価値を作っていくことが大事だと思います。

まとめ

通過点として見られがちなコーダーについてのお話でした。
たしかにwebディレクターやエンジニア等の通過点のような側面もありますが、意外と価値を上げていく道は潜んでいるかなと感じています。

僕も日々勉強してできることが増えていければと思います。